興津螺旋株式会社
身の回りは「ねじ」を利用
しているもので溢れている!
約半数が女性社員の部品メーカー
静岡北高等学校出身
森田知世さん

1.入社4年目、3代目ねじガール
興津螺旋は、ねじ部品メーカーというものづくりの会社でありながら、社員の約半数が女性です。この会社を選んだきっかけは、元々ものづくりに興味があり、大学生の時の会社説明会で社長の人柄にふれ、この魅力を感じたからです。また、身の回りの生活にねじがたくさん利用されていることに気づき、ねじ作りを通して社会に貢献できると思い入社を決めました。仕事をしていると大変なこともあります。例えば、夏は工場内がとても暑くなり、ゴム手袋が汗でびっしょりになります。でも、室温が37度を超えると社長がアイスを社員全員に配布してくれるので楽しみにしています。
ねじの生産量は機械により違いますが、設備1台あたり1分間で約200本、1日に約10万本のねじを作っています。また機会の不調を自分で直さなければならず大変ですが、先輩や上司に教わりながら少しずつ自分で修正できるようになり、達成感を感じています。社会人になって、自分の失敗や欠勤が周囲に大きな影響を与えることを知り、責任と自信を持って仕事に取り組んでいます。
2.女性が安心して働けるのはなぜ?
女性が結婚・出産後も長く働けるように、会社は様々な子育て支援策に取り組んでいます。例えば、急な子どもの病気への対応や学校行事に参加できるよう有休や時間休を取りやすいように制度化しています。
また、産休・育休が取得しやすいように会社が制度面で全面的に応援してくれています。子どもが大きくなったら、元のポジションに戻ることも可能で、出産・育児を経ても仕事を続けられるという安心感に繋がっています。また、定期的に社員の勤務場所を入れ替え、ジョブローテーションすることで一人の社員が様々な仕事をこなせるようにしています。それにより職場の連帯感が生まれていると思います。
工場見学をしてみて
工場内は天井が高く広々としていて、機械が碁盤の目状に整然と並ぶさまは平城京を連想。ねじガール考案のエア抜き治具もあるそうです。
在庫管理のための倉庫を数億円かけて新設し、番号を入力すれば機械が重い荷物を運んでくるシステムが導入され、女性でも運搬が楽に行えるようになったそうです。工場で見せてもらったサンプルの中には1つ1000円以上する「チタンねじ」もあり、陽極酸化処理によりカラフルに発色したねじはとても美しかったです。
取材を終えて
男性にも女性にも優しい!働きやすい会社!
最後にフレンドリーな柿澤宏一社長からソフトクリームをご馳走になり、社員の方とお揃いの社長考案デザインのTシャツをお土産に頂きました。男性にも女性にも優しく・働きやすい・雰囲気のよい会社であるという印象を強く受けました。
ご馳走になったのは
牛乳にも砂糖にもこだわって作った
社長手作りのソフトクリームです♡

私たちが
取材しました!

静岡市立高等学校
(左から)2年 村田優花
犬飼麻衣
会社DATA
*事業内容:ねじ部品の設計・製造・販売
*設立:1944年6月
*資本金:3500万円
*従業員数:71名(平均年齢36歳)
*売上高:12億7881万円(2016年12月期実績)
*代表者:代表取締役社長 柿澤 宏一
*事業所:本社/〒424-0204 静岡県静岡市清水区興津中町1424
*営業品目:ステンレスねじ、チタン合金ボルト、その他